関西最高峰の標高を誇る愛媛県の【石鎚山】に登山してきましたので、この記事ではルートや日程などを解説いたします。
石鎚山は関西では少ない「日本百名山」にも数えられるほどの名山であり、標高は1,982mを誇る関西屈指の山です。今回紹介するのは「成就ルート」。成就ルートは全国的にも珍しく大鎖場が4つもある魅力的な登山道となっています。山頂からの眺めはよく、荘厳な雰囲気を持った山ですので、その素晴らしさをみなさんにも共有できればと思います。
↓↓YouTubeに動画アップしていますのでよろしければどうぞ。
この記事を書いている私は
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■登山歴9年
■登った山は富士山、宝剣岳、石鎚山、八経ヶ岳etc..
■春から秋にかけて月に1~2回を目標に登山
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石鎚山の概要
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【標高】1,982m
【所在地】愛媛県西条市・久万高原町
【歩行時間】6~7時間
【難易度】★★★☆☆
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大阪から伊予西条駅まで
今回は大阪から石鎚山へ行って24時間で戻ってくることを目標にしていましたので、そのタイムスケジュールもご紹介します。
弾丸登山なので体力的に少しキツイ部分があるかと思いますし、観光等は出来ませんのでご理解ください。泊まりで行かれる方はルート解説だけでも参考にしてみてください。
まずは大阪から夜行バスを使って、愛媛県の伊予西条駅へと向かいます。
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大阪梅田・神戸三宮~川之江・新居浜・西条・今治
大阪梅田22:50(発)
伊予西条駅前6:00(着)
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私が乗車した日はお客さんが自分を合わせて3人でした。多くの方が利用する便ではなさそうなので周りに過度に気を使う必要はないでしょう。また翌6:00着予定ですが実際は5時過ぎには到着しました。
伊予西条駅からロープウェイ乗り場
石鎚ロープウェイ行きのバスを待ちます。が、約2時間の待ちが発生します。
待っている間に朝ご飯を食べようと思いましたが、周りに早朝から営業している飲食店はなさそう。しかたなく、近くのローソンで朝食を買って待機。着替えも済ませ、いざ出発。
約1時間バスに揺られ「ロープウェイ前」バス停へ到着。往復6時間ほどを想定しているので帰りは15:17分のバスに乗ります。
なかなか年季の入った町並みです。(-_-;)写真の右手から階段を上がってロープウェイ乗り場へ。
ロープウェイ山麓下谷駅で往復券を購入します。こういったところは現金のみの支払いかと思ったら、意外にも電子決済が使えるようで私の次にチケットを購入した親子はICOCAで決済していました。ちなみに運賃は大人往復2,000円。
10分ほどロープウェイに乗って山頂成就駅まで一気に上がります。
山頂成就駅では飲料やお土産など取り扱っていました。
ロープウェイは30分に1本動いているようです。15時のロープウェイに乗れば帰りのバスに間に合いますね♪
コインロッカーが設置されていましたので、登山に必要のない荷物はここで預けても良いかも知れません。
成就ルート
山頂成就駅から成就社へ
いよいよ歩き始めます。ここまでが長かった(笑)。
まずは成就社を目指します。登山道とリフト乗り場行きの分岐がありますが左の登山道へ。
成就社までは約20分です。
少し町っぽい場所ですが、私が行ったときはほとんど営業していない様子でした。自動販売機はあったので飲料を補充したい方はここで補充しておきましょう。次に飲み物があるのは山頂です。
トイレは済ませておきましょう。
唯一営業していた「白石旅館」です。下山した際にこちらで食事するのも良いかも知れませんね。
成就社から下って八丁坂鞍部
神門をくぐり、登山仕切り直しです。
八丁坂鞍部までは下りが続きます。緑がキレイですねー。
「登山者心得」なるものがありました。なんでも石鎚山では「おのぼりさん」「おくだりさん」とあいさつをするのが”しきたり”のようですね。
試しの鎖と夜明峠
さぁ、やって来ました!石鎚山といえば鎖場。「試しの鎖」から挑戦です。”試し”と書いてはいますが、私の実感としてはここが4つの鎖場で一番きつかったです(-_-;)
私は普段からマラソンをしたりロードバイクに乗って身体を動かしていますが、その私でもなかなか辛かったので、体力に自信のない方は無理せず迂回しましょう。ちなみに鎖場に挑戦する方は滑り止め付き手袋は必須ですので忘れずに。
角度がすごいっ!
警告文にもあるように鎖場は難易度高めなので、無理せず迂回路へ。4つの鎖場すべてに迂回路はあります。
八丁坂鞍部からは急登が続きます。
夜明峠は開けた場所になっています。ここから先は山頂まで鎖場が続くので一呼吸付きましょう。
鎖場を越えて山頂へ
「一の鎖」は試しの鎖を越えれる人なら、問題なく登れるはず。
山頂は公衆トイレがないのでここで用は足しておきます。
公衆トイレ休憩所から下を見たら成就社方面と土小屋方面への分かれ道があるので、帰りの際は間違えないように気をつけましょうね。
二の鎖を越えて、
ラストの三の鎖です。
もうひと踏ん張り!ここを越えた先は山頂です。最後まで気を抜かずに三点確保を意識しながら登りましょう。
石鎚山山頂、そして天狗岳へ
山頂へ到着です。山頂には石鎚神社があり、お守りや御朱印があります。記念にいかがでしょうか?(^^)
山荘には「ひえひえビール」が置いてあります。山頂まで頑張ったご褒美に一杯やりましょう♪
アルコール以外の飲料も置いてありますので、水分が残り少ない人は補給しておきましょうね。
日本百名山に数えられる「石鎚山」山頂へ到着です。ここまでで3時間くらいの歩行時間でした。
本当の最高地点は近くにある天狗岳なので、そこを目指してもう少し歩きます。
関西最高峰の天狗岳です。標高自体は関東の山々と比べるとパッとしませんが、石鎚山にはそれを補って余りある歴史と景観があります。
言語力の乏しい自分がお恥ずかしいですが、最高の一言しか出ません。
ずっとここで景色を眺めていたい。(-_-;)
とは言え、帰りのバスの時間があるので昼食をとって下山しなければなりません。
三の鎖の迂回路は上の写真のようなかたちになっています。
今回の登山では登りは鎖場を通過しましたが下りは迂回路を利用しました。
他に登っている方も下りは迂回路を通っているようでした。「登りは鎖場、下りは迂回路」がオーソドックスな登り方なのかなと思います。
今回の歩行時間ですが、登りは3時間ほど掛かりましたが、下りは2時間ほどで山頂ロープウェイ駅まで行くことができました(昼食の時間は除いて)。ご参考までに。
石鎚山の花と蝶
緑にピンクがとても映えますね!
私ももう三十路ですからお花の知識も増やして、もっと感性を養いたいものです。
花の写真をもっとキレイに撮りたい。
蝶はすぐにどこかに行っちゃうのでなかなか撮影できませんが、今回はちゃんと撮れました。蝶の写真が撮れるのは夏ならではですね♪
他にも登山に行った記事がありますのでよろしければどうぞ↓↓
2020年8月時点での注意点
この記事を書いている2020年8月時点ではコロナウイルスの影響で、大阪から伊予西条駅へ向かう高速バスが減便していました。
この状況がいつまで続くかわからないため、ご自身で阪神バスのサイトをご覧になってから挑戦してみてくださいね。
ちなみに公共交通機関で行くなら、岡山までは新幹線、岡山から伊予西条駅までは特急しおかぜで行くことができますので一度ご確認ください。バスよりはお値段しますけどね(-_-;)
さて、今回は愛媛県の石鎚山を登山しました。関西最高峰の名に恥じぬたたずまい、歴史を感じれてとても充実感のある登山になりました。日帰りで行けるのも魅力の一つですね♪
今後も日本全国の山へ登山しに行きますので、よろしければ他の記事もご覧ください。
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