[st-kaiwa1]「今年の富士山は登山できないの?」[/st-kaiwa1]
↑こんな疑問にお答えします。
この記事を書いているボクは
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■登山歴9年
■登った山は富士山、宝剣岳、石鎚山、八経ヶ岳etc..
■春から秋にかけて月に1~2回を目標に登山
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2020年は富士山での登山ができなくなりました。
原因は、お察しの通り新型コロナウイルスの影響を受けて
密が避けれないことにあります。
では具体的に富士山ではどのような密があるのか
閉鎖することによりどうなるのかを解説していきます。
富士山の情報

出典:pixabay
富士山の閉鎖理由について詳しく見ていく前に
いったいどれくらいの人が富士山へ登山に訪れるのかを
おさらいしておきましょう。
毎年、7月上旬から9月中旬までが富士山の開山時期となっています。
登山者数のデータを見ると、ここ10年は20万人から30万人ほどで推移しているようで、
環境省『令和元年夏期の富士山登山者数について』
昨年2019年は約2か月の間に23万5千人もの登山客が訪れたそうです。
富士山が開いている日数をおおよそ70日とすると
1日当たり、3,300人ほどが訪れていることになります。
いくら富士山が大きな山とはいえ
これだけの人数が訪れると、おそらく密は避けられないでしょう。
ただ、実際に何度か富士山に登った経験からわかるのですが
4つもルートがあるので、どこもかしこも密になるという訳ではありません。
ではどこで密になるのでしょうか?
それは
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・山小屋での密
・8合目から山頂にかけての密
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が挙げられると思います。
密が避けられない
山小屋の密

出典:pixabay
富士山に登る際、山小屋を利用する人は多いでしょう。
よっぽど健脚でもない限り、5合目から山頂を目指そうとすると
6時間以上かかるため、必然的に山小屋での休憩が必要となるのです。
また、御来光を目的として登山をする人の多くは山小屋で宿泊をします。
宿泊と言っても、一人ひとりベッドが与えられるわけではありません。
どのような形で寝るかご存知でしょうか?
実はみんなが雑魚寝となって川の字で寝ることになります。
隣が知らない人だろうが関係なしです。
それに山小屋は限られたスペースしかありませんので
隣の方との距離はほとんどありません。
富士山の山小屋はこのような状況になるため
密を避けることが難しくなるのです。
山頂付近の密

出典:pixabay
これは御来光を目的とする人たちに当てはまるのですが
多くの人が午前2時ごろに宿泊していた山小屋から
ぞろぞろと出てきて、御来光に合わせて山頂を目指し始めます。
これにより、登る日にもよると思いますが
8合目あたりから登山客が列をなして渋滞を起こします。
この際、人との距離が近くなるために
密状態を避けることができなくなるのです。
以上が私の考える、富士登山において
いかにして密になるかということでした。
そして上記したような理由から、各登山道を管轄している
静岡県、山梨県が熟慮した結果、2020年富士山の閉鎖を決定するに至りました。
自己判断で登る人が出る

出典:pixabay
静岡県と山梨県により登山道の閉鎖が決定されましたが
富士山を閉鎖したとしても、登山者の中には独断で登る方も出てくるでしょう。
これは決して特別なことではなく、
毎年、秋から春にかけての閉山時期にもよく聞く話ではあります。
冬の富士山で遭難して亡くなられる、
なんてニュースも目にしたことがあると思います。
よっぽど熟練した技術を持っている方ならまだしも
夏山だからと高をくくって、不慣れな方が閉山している富士山に
登っていくのはオススメしません。
なぜかというと、山小屋が営業していない関係で
救護所も動いていないからです。
もし、怪我や遭難してしまったら助けてもらうことができないんです。
そのような状況で登山をするのは非常に危険です。
それに、仮に助けが来たとしましょう。
多くの方が自粛している中、独断で登山に行って
救護してもらったとあれば、世間から猛バッシングを食らいますよ?
私はゴメンです、、、
今年は富士山はガマン、別の山でトレーニングを

出典:pixabay
この記事では富士山ではどのようにして密状態になるか
閉鎖することによりどうなるかを解説しました。
結論を言うと、富士山を管轄する県が閉鎖を決め、
山小屋の営業も見合わるのだから今年は諦めようということです。
なかには
「今年こそ富士山にチャレンジだ!」
「去年は途中でリタイアしたからもう一度挑戦!」
のように意気込んでらっしゃる方もいると思います。
私もその一人です。
3度登頂していますが、昨年4度目の登頂に失敗しているので
今年は再チャレンジだと意気込んでいました。
ですからとても残念ですし、悲しいですが
このご時世だし受け入れるしかないかなと、、、
ネガティブに捉えず、
今年はトレーニングの年だと考え、別の山で力を養いましょう。
そして、来年の富士山に向けて万全の状態で臨みましょう(^^♪
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